Nell Sound

音楽、弦楽器製作など発信していきます


  • チェロ駒の足削り

    チェロ駒の足削り

    チェロ駒ですが、以前厚さは整えていたので足の削りをしました。この作業で多少楽器表面が傷付くので、ニス塗りが仕上がる前にやっておきます。 先にチェロ内部には魂柱を立てておきます。これで表板のアーチが多少膨らんで実使用でのカーブになります。そして写真の通り台車のような治具を駒に付けて、間には紙ヤスリや印を付けたフィルムを挟んでゴロゴロと往復運動させて削ります。 去年ヴァイオリンでやった時は短時間でうまくいったのですが、チェロの駒となると意外と難しかったです…。これ以上削れないとこまでやって一応できました。今一歩な感じですが今回はこれで進めます。 Continue reading

  • ヴァイオリンセットアップ練習兼性能アップ② 駒加工

    ヴァイオリンセットアップ練習兼性能アップ② 駒加工

    元々付いてた駒はAubertの廉価版だったので、上のグレードの物に交換しました。 弦高に合った位置にテンプレートを当てて線を引き、削る↓厚さは傾斜を付けて削る↓足部分は大まかに削った後、楽器のカーブに合わせて削るための治具を取り付けて削る↓弦の溝空け↓内側の円弧等を削る↓E線の溝に保護用の革(パーチメント)を付ける 初めてのこの作業、うっかり薄くなりすぎて失敗。。良い駒だったのに(T_T) 2回目は失敗を教訓に慎重に作業。テンプレートもアルミ板で自作しました。内側の円弧等を削るのは音の調整のためで、何回か音の変化を確認しながらやってみました。加工するにつれ、音量がアップしたり、余韻が持続したり、重音やフラジオが鳴りやすくなったり、駒寄り・指板寄りで弾いても鳴りやすくなるのを実感。もちろん、グレードが上がったので音色はよりクリアに。カーブも若干変わり、隣の弦を擦ってしまうことが減り弾きやすくなりました。奥が深い。 溝空けと内部円弧の削りは道具次第でもっとうまくできそう。先生からはとりあえずOKいただきました。 Continue reading

About Me

Nell

首都圏のクラシックオケ・サブカルオケなどに出没しているチェロ弾きです。
カーオーディオ・カーナビメーカーのエンジニア→ITエンジニア→ヴァイオリン・チェロ製作見習い→宇宙関係エンジニア。
I’m an amateur cellist. I play in orchestras in the metropolitan area. Apprentice violin and cello maker.

Category

May 2024
M T W T F S S
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
Verified by MonsterInsights
inserted by FC2 system